2016年06月10日

RCのはり断面でせん断力から、折曲鉄筋量の引張力、折曲鉄筋量を計算する方法を、教えてください。


RCのはり断面でせん断力から、折曲鉄筋量の引張力、
折曲鉄筋量を計算する方法を、教えてください。
構造力学をできるだけ理解できるように、実例を解説しながら例題と解答を
掲載している、 参考書や計算ソフトがあれば教えてください。



単純梁・連続梁・片持ち梁・固定梁の計算 フリーソフトのサイトです。
https://constupper.com/hari01/

せん断応力度を超える場合の補強鉄筋、折曲鉄筋量について

はり基線に45゚に曲げられた折曲鉄筋量の引張力Tbbは、せん断力図、 せん断応力図,斜め引張応力図等のいずれかを等値面積に分割することによ り、同一の応力度にすることができる。

鉄筋の引張応度をσsとすると、折曲鉄筋量の引張力Tbbは、次式で求められる。
Tbb = Ab・σ = Fvb/√2・z = b・Fτb/√2 = b・Fab
ここに、
Ab:区間xに配置した折曲鉄筋の断面積
Fvb:折曲鉄筋が分担するせん断力図の区間xの面積
Fτb:折曲鉄筋が分担するせん断応力図の区間xの面積
Fab:折曲鉄筋が分担する斜め引張応力図の区間xの面積
σ:鉄筋の引張応度
b:はりの幅
z:内力間距離

鉄筋の許容応力度をσsaとすると、折曲鉄筋量Abは、次式で求められる。
Ab = Fvb/√2・σsa・z = b・Fτb/√2・σsa = b・Fab/σsa

          参考文献:「鉄筋コンクリート工学」共立出版

「鉄筋コンクリート工学 共立出版」は、 構造計算の流れがわかりやすく説明されている参考書です。 具体的な例題も、たくさん掲載されています。

このサイトでは、 構造計算のフリーデータ、EXCEL版の参考資料が紹介されています。 たわみ、バネ定数、応力解析、許容応力度、支持力、耐震設計、単純桁、断面計算、 梁、カルバート、ブロック、ボックス、集水桝、踏掛版、擁壁の安定計算など。
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posted by funo at 08:00| Q&A | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする